ふるさと納税の還付金は、いつ戻ってくるのか?無意識に感じた抵抗感の正体。
今回は、前回の記事の続きです。
「ふるさと納税は得する」確認完了!
まずは、「ふるさと納税の仕組み」を調べてみたら、
とりあえず「ふるさと納税」って「3万円を寄付したとしたら、そこから2000円を引いた金額《28000円》が戻ってくる」っていう制度で、実質2,000円で米とか肉とかゲットできる、すんごい得する制度&節税方法ってことがわかりました。
無意識に感じる「ふるさと納税」への抵抗感
ただ、ふるさと納税って、お金を「先出し」して戻ってくるまでに「タイムラグ」があるんで、ヨメ氏が抵抗感を感じている様子。
確かに自分自身も若干の抵抗感を感じていた、、
「この抵抗感って、なんなんだろなー」と思ってたんですが、
その正体がわかりました。
この抵抗感の正体、それは、
還付金の「戻ってきかた」でした。
どういうことかというと、ふるさと納税で寄付したお金が戻ってくる時に、「戻ってくることを実感しづらい仕組み」になってるんですよねー。
ふるさと納税のお金は、いつ戻ってくるの?
今回、調べてみてわかったのが、ふるさと納税の還付金って「一気にドン!」と全部が戻ってくるわけじゃなくて、
3月15日までに確定申告をすると、まずはその還付金の一部が、確定申告から1〜2ヶ月後、つまり4月〜5月に「所得税の還付金」として返ってくる。
この話、具体的な数字と日付で話したほうがわかりやすそうなんで、「ふるさとチョイス」のページにあった数字入りの具体例をいただいて、ザックリと説明してみる。
年収600万円でヨメ&子供1人の場合
仮に「年収600万円」の家庭(ヨメと中学生の子供1人)だと、ふるさと納税できる上限額は「6万円」。
6万円をふるさと納税に使った(寄付した)場合、戻ってくる還付金は、2000円を引いた「6万円ー2,000円=58,000円」。
この「還付金:58,000円」の一部、「約6,000円」は、確定申告をした後、4月〜5月に指定の口座に振り込まれて、戻ってくる。
これは「戻ってきた!」と実感がしやすいけど、還付金の約10%が帰ってきただけ。
戻ってきたことを実感しにくい仕組み
残りの「58,000円−6,000円=52,000円」は、どーなるかというと、この残りの還付金の「戻ってきかた」が、「戻ってきたことを実感しにくい」仕組みになっている。
残りの「52,000円」が、どうやって戻ってくるかというと、毎月お給料から天引きされている「住民税」を引きませんよ、という形で返ってくる。
金額としては「残りの52000円÷12ヶ月=4333円」が毎月引かれないようになる。
つまり、仮に、毎月の住民税として「20,000円」が天引きされていたとしたら、その住民税が「4333円」安くなるので、住民税として引かれる金額が「20,000円-4,333円=15,667円」で済むようになる。
住民税が安くなった結果、手取り金額が増えて、お給料がいつもより「4333円」多く振り込まれる、ということになる。
いつから住民税が減って、お給料が増えるのか?
で、いつから住民税が減って、お給料が増えるのかというと、翌年「6月」から増えます。
なぜ6月なのかというと、住民税は「前年の収入」を基準に「今年の住民税」が決まるので、
2018年1月1日〜12月31日の収支内容で、3月15日までに確定申告。2018年の収入が確定して、その収入に応じて2019年の住民税が決まって、2019年6月に住民税の通知書が来る。
で、6月から引かれる住民税が安くなって、手取りが増える、という流れ。
「え、でも、毎月4333円の手取りが増えるなら、そこそこ戻ってきてる感を実感できるんじゃない?」と思ったかもしれないけど、それはあくまで上記の「年収600万円」の場合。
年収300万円で独身の場合
これが「年収300万円で独身」だとしたら、だいぶ状況は変わる。この場合、寄付の上限額は「31,000円」。わかりやすくするために、仮に「3万円」をふるさと納税で寄付したとしよう。
3万円を寄付したら、還付金は「3万円-2,000円=28,000円」。その内、まず約3000円が4月〜5月に戻ってくる。
残りは「28,000円-3,000円=25,000円」。そして「25,000円÷12ヶ月=2,083円」住民税が安くなって、体感的には「2,083円の手取りが増えた」感じになる。
どう?毎月2,083円が増えるって。戻ってきてる感を実感できそう?
「えー2,083円かぁ、、なんか少なぁ、、パッとしない。地味...」と思う気がする。
でも、よーく思い出してみると、1年かけてジワジワと「28,000円」が戻ってきてる。
ただ、戻ってくるまでの「タイムラグ」がある&戻ってくるのが「毎月ちょこっとずつ」なので、戻ってきてることを「なんか実感しづらい...」。
ポーンと、まとめて28,000円戻してくれればいーのにね、、
この「なんか、戻ってきてる感を、実感しづらそう...」ってのが「抵抗感」の正体だと気づいた。
あとは、そもそも、やったことない、初めてのことへの抵抗感もある。
仕組みも調べたので、頭ではわかっている。先にお金を出して、後から戻ってくることはわかっているのに、感覚的には「ホントに得するのかなぁ。得してる感覚あるのかな〜」と思ってしまう。
ただ、こういうことは、よくある。
頭ではわかってるんだけど「なんかヤダ」みたいな、感覚が追いついていない状況。これは本能的に「未知のものを警戒している」だけなので、もう徹底的に調べて納得するしかない。
さぁ、どーする我が家?
抵抗感のままに「ふるさと納税は、やめとこー」にするのか?
「いやいや、結局は戻ってくるんだから、妙な抵抗感に惑わされずに、ふるさと納税しよーよ!」にするのか?
まず、1つの対策としては、「戻ってきてる感」をしっかりと実感するために、専用の封筒とかをつくって、ふるさと納税で出した分が、住民税として戻ってきた分を封筒に貯めていくといいかもね。
で、また来年のふるさと納税に使う、というサイクルで。うむ、それがよさそう。
徹底的に納得するための「最後の一歩」
最終的に、妙な抵抗感をなくして、徹底的に納得して、ふるさと納税をするには、もう1つ材料が必要そうだ。
それは、、
ヨメの「抵抗感」を上回るほどの「メリット」。
ヨメ氏の抵抗感を払拭し、自分自身の納得感を高めるためにも、「実質2000円で、どんぐらい得するのか?」を具体的に確認していこうと思う。
ふるさと納税で、米とか、肉とか、カニとかをゲットして、「本当は◯◯円なのに、実質2000円!」ってのを、
すんごく、わかりやすく、パッと見てわかるビジュアルインパクト強めの見せ方で、一目瞭然!というものを見せたら、ヨメ氏の抵抗感が吹っ飛ぶのか?確かめてみようと思う。
次回は、具体的に、どこの「ふるさと納税サイト」で、どの商品を買うとコスパが良いのか?どの商品を買うと、どんぐらい得してることになるのか?
そのへんを調べながら書いてみようと思う。